「魔術師(The Magician)」のカード
カードの絵の印象や絵を見て私が感じたインスピレーションについて書いてきます。参考文献をがっつり調べたわけではないので、一般的な解釈とちょっと違うかもしれませんが、よかったら参考にしてみてください。
全78枚のタロットカードから1枚づつ紹介。
今回は、大アルカナの1番目、The Magician 「魔術師」のカードです。
人の意思や想像力は、他の人から見ることってできないですよね。
このような人の意思や想像力を、外の世界に引き出して形するのが、タロットカードの魔術師の役割です。
この段階では、まだ具体的な形になっているわけではありませんが、カードを見ると、手前のテーブルにいくつか置かれているものがあることに気づきます。これは何かを創造する上で必要な要素(情熱や愛・情緒、知性、物性)をこれから作り出す準備ができているとことも示しています。しかし準備こそできているものの、ここから何が生まれるのかは、全く白紙の状態です。
そういえば、何か新しい事を始める時は、やるぞっ!みたいなよくわからないけど、とにかくやたらスゴイやる気みたいなのありますよね。私は、最初の一歩を踏み出す時のエネルギーに満ち満ちた状態を、魔術師のカードから感じます。
まるで、さあ新しい仕事をはじめなさい、恋愛なら⼼のままに強く⾏動しなさいと、訴えかけてくるかのようですね。
私たちが世の中になかったもの、全く新しいものを世の中にもたらそうとするときは、私たちに眠る意思や想像力の力を手放したりあきらめることを勧める力が往々にして働くことも少なくありません。
だからこそ、魔術師が出た時は、もうとにかく新しいことを始めちゃう!とか、私も今後はそんな風にしたいと思うようになりました。