2020年6月7日 「心配性だった私を、未来から眺める」

こんにちは！
それでは今日も、タロットカードに今日のあなたを後押しするメッセージを聞いていきます。

今日のタロットが返してくれたのは、このようなカードでした。
「今日はどんな一日になりそうですか？」　⇒　塔
「そのために、どんな備えをすればいいでしょうか？」　⇒　ワンドの2

そして、表れたカードから私が読み取った、
今日のあなたを後押しするメッセージは、
「心配性だった私を、未来から見る」
です。 

天高くそびえる塔の頂で、突如雷鳴がとどろき、
人々は苦悶の表情を浮かべながらも、なすすべもなく、
真っ逆さまに地上へと落ちていくのが分かります。

大アルカナの塔のカードが象徴するのは、予期しない突然の出来事。
この想定外の事態に対し、
私たちは、おそらく混乱して身もだえてしまう、
そのような状況になってしまうことが多いのではないでしょうか？

未来に何が起きるかを完全に予想することはできません。
ですから私たちは、普段から起こりうる事態への備えに余念がありません。

なので、今日手元に現れたこのカードを見て、
私は最初、最悪の事態への備えということだろうか？
と、解釈しようとしました。

しかし、対策のカードと突き合わせてみると、
この解釈ではイマイチしっくりこないのです。

というもの、ワンドの2のカードを見ると分かる通り、
カードに描かれている人物が、あまりにも落ち着いて、楽観的に構えていますよね？

塔のカードが醸し出す、絶望や嘆きのイメージとは、
あまりにもギャップがあり過ぎるんですね。

もう一段、思考を深めていくことにします。

ここで一つ、考えてみたいのが、
「最悪の事態を想定して準備・行動する」
という、よく言われる？話のことです。

準備や思考の段階で、最悪の結果まで考慮し、それに備えた対処を考慮しておくことは、
時に大事といえるでしょう。

ですが、最悪の事態を念頭に置いて準備や計画を考えるあまり、
やること、計画することのネガティブな側面ばかりが思考を占め、
ワクワク感とかやり切った時の喜び・楽しさといった感情が
湧いてこなくなってしまいそうです。

結果、何をするにしても、
本気で心から取り組めなくなってしまう・・・

とも言えるのだと思いました。

・・・

「私たちは繰り返し心配になりますが、それで何かが解決することはあまりありません。
将来的に起きるかもしれない、最悪の結果について考えるというのが最も一般的です」

不安や心配事に関する研究を行っている、ジェイソン・モーザー博士はこのように言っています。

これを聞いて私は、あ！なるほど・・・と、思いました。

何が起こるかわからない将来に対し、私たちは、つい最悪のことを想像してしまいがちだけど、
心配したところで、何かが解決するというわけではないのなら、
ことさら心配する必要はないんじゃないだろうか？・・・
ということなのかなか、と。

そうすると、ワンドの2のカードの対策の意味にも納得します。
高台に立って遠くを眺めているこの人物は、
これから大きなことを成そうと、大志を胸に秘めているようにも見えますね。

坂本龍馬や秋山好古（坂の上の雲）がイメージ的にガチはまりです。
いずれも、国を変えることや列強と渡り合っていこうという野心を持った人物。

非常に遠く困難な道のりが予想出来るにもかかわらず、
カードの人物の表情には、悲壮感はひとかけらも見えませんよね！？

もう一度、2枚のカードを眺めてみましょうか？

再度あらためて見てみると、

左の塔のカードに象徴される、おそらくは最悪の事態の想定、

これを、ワンドの2の人物は、
「未来から眺めている」
ように私には映りました。

先ほど引用した、
「最悪の事を心配したところで、それで何かが解決することはない、」
というジェイソン・モーザー博士の言葉ではないですが、

要は、心配ごとの大部分（9割とか）は起こらない、
みたいなことかもしれません。

まぁ、今回のタロット占いでこのようなカードが出たからと言って、
心配性な自分が、一夜にして覚醒する（笑）なんてことはもちろんないんですけど、

それでも、
未来から、心配性だったかつての自分を眺めるところを想像してみるとか・・・
そんな風に思ってみると、またこれまでにない新しい結果を得られるかもしれないな、と
そのように思いました。